『ピースリーダーのストレス』第1話 子供のセーラームーン話

僕が小学生の頃、6年生になると掃除の班長というものをしなくてはならない。それで一番厄介なのは、低学年の1年生、2年生、3年生辺りの子の面倒である。

「掃除しろ!」と言ってもなかなか言う事を聞かない。

一度くっついてきたら「どけ!」といってもどかない。

ある日、その中の一人の女の子がセーラームーンの話をしてきた。その頃はセーラームーンが女の子の間で爆発的な人気があり、低学年から高学年の女の子全員が見ていた。

その子が掃除の班長である僕に「班長、セーラームーンって知っとる?」と聞いてきた。

「知らんわ、そんなん」と僕。

またこいつか、掃除中なのに。と思っている間にさらに話しかけてくる。

「教えてあげようか?」

「教えていらん」

「じょあ教えてあげる」

いらんて言うとるのにこいつは!

結局その子は掃除をせずにずっとセーラムーンの話をして、僕は掃除をしながらセーラームーンの話を聞く。もうなす術なく、掃除終わりのチャイムを待った。



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