僕が小学校1年生の最初の頃は、まだ保育園の時に毎日見ていた『おかあさんといっしょ』を見るという習慣が少し残っていた。
その頃の『おかあさんといっしょ』内では『にこにこぷん』という着ぐるみの人形劇をしており、じゃじゃ丸、ぴっころ、ぽろりの3人が繰り広げる、このお話が特に好きだった。
ただその頃、もうすでに周りでは『週刊少年ジャンプ』を購読している友達も多く、その中の『ドラゴンボール』の話で盛り上がっていることもよくあった。
僕はまだ『週刊少年ジャンプ』の存在は知らず、もちろん『ドラゴンボール』も知らない。
ある日、みんながその『ドラゴンボール』の話をしていた。友達の1人が
「おい!ついにピッコロ死んだな!」
と言った。悪者のピッコロ大魔王がいよいよ悟空に殺されたのだ。
僕はハッとなった。
ぴっころが死んだ。
じゃあにこにこぷんは一体どうなるんだ!
その話を聞いた瞬間、僕は立ち上がり、その話の中に入り、
「ぴっころ死んだらじゃじゃ丸とぽろりだけやな!」
辺りは静まり返った。




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