小学校の夏休みの朝と言えば、なんてったってラジオ体操。
子供達が集まる中に大人たちもたくさんいて、一緒にラジオ体操をしていた。
子供はちょっとふざけて体操をするが、大人は自分の身体の健康のためを思って真剣に体操をする。
子供達は恥ずかしくてなかなかできないラジオ体操第2のゴリラみたいな動きも、恥ずかしがらずに100%の力で大人はする。
僕の母親も毎朝とは言わなくてもよくラジオ体操に来ていた。一生懸命ラジオ体操をした後、僕はまだその頃は小さかったので、母親と一緒に帰っていた。
ある日、僕はラジオ体操をした後でもまだ眠かった。
だから僕は思いっきり甘えて、母親に寄りかかりながら、目も瞑って歩いて帰った。
そしたら「あらまぁ、あっはっはっはっ!」と、どこかのおばちゃんの笑い声が聞こえてきた。
僕はそっと目を開けて上を向いた。
すると母親だと思っていたその人は、近所のおばちゃんだった。
人間違い、母親を間違えてしまったのだった。
眠気は吹き飛んだが、恥ずかしいので眠たいふりして母親にくっついて帰った。



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